
いつものように『さあ掃除!』と思ってルンバを起動したら…
うんともすんとも動かない。そんな朝の出来事にちょっと焦りました。
でも、原因は意外と単純だったんです。
以下にバッテリー関連の原因とその解決方法をまとめましたので、順番に確認してみてください。
バッテリー残量の確認
ルンバが動かない場合、まずはバッテリーの残量を確認してください。
バッテリーが完全に放電していると動作しません。
対応方法
ルンバを充電ステーション(ホームベース)に置き、LEDランプが点灯または点滅するか確認します。
- 緑色の点灯または点滅:バッテリーが十分に充電されている状態です。
- オレンジ色の点滅:充電中の状態です。
- 赤色の点滅:バッテリー残量が不足しているか、バッテリーに問題がある可能性があります。
- LEDが全く点灯しない:バッテリーが完全に放電している、またはバッテリーもしくは充電器に問題がある可能性があります。
「赤く点滅している場合は、バッテリーの残量がほぼゼロか、バッテリー自体にトラブルがあるサイン。私はこのとき、いったんバッテリーを取り外して再装着したら、ちゃんと動き出しました!」

充電ステーションや充電ケーブルの確認
ルンバが充電されていないと、バッテリーが原因で動作しないことがあります。
対応方法
充電ステーションが正常に機能しているか確認してください。
- 別の電源コンセントに接続し直してみて、充電ステーションが正しく動作するかチェックします。
- ルンバを充電ステーションに置いた際、充電端子がしっかりと接触しているか確認します。接触不良があると充電が行われません。
- 充電端子(ルンバ本体および充電ステーション側)にホコリやゴミが溜まっていないか確認し、乾いた布や綿棒で掃除してください。
バッテリーの再装着

バッテリーがルンバ本体にしっかりと装着されていない場合、ルンバが動作しないことがあります。
対応方法
- ルンバを裏返し、バッテリーカバーを開けます(通常はプラスドライバーを使用)。
- バッテリーを取り外し、端子部分が汚れていないか、バッテリーの接続部が正しい位置にあるか確認します。
- バッテリーを正しく再装着し、カバーを閉じます。
- ルンバを充電ステーションに戻し、充電が始まるか確認してください。

バッテリーの完全放電時の対処
バッテリーが完全に放電していると、充電が始まるまでに時間がかかることがあります。場合によっては数十分以上待つ必要がある場合があります。
対応方法
- ルンバを充電ステーションにセットした状態で30分以上放置し、LEDランプが点灯または点滅するか確認してください。
リセットを試す
内部システムの不具合でルンバが反応しない場合、リセットを行うことで解消することがあります。
リセット方法
- CLEANボタンを10秒間長押しします。
- ルンバが再起動し、電源がオン・オフされるのを確認します。
- 再起動後、ルンバが通常通り動作するか確認してください。

バッテリーの寿命を確認
ルンバのバッテリーは消耗品で、使用回数や経年劣化により寿命が縮みます。通常1~2年が交換の目安ですが、使用頻度によってはそれよりも早く劣化することがあります。
対応方法
- 長期間バッテリーを交換していない場合は、新しいバッテリーを購入して交換してみてください。互換品よりも純正バッテリーの使用をお勧めします。

バッテリーエラーが表示されていないか確認
エラー音が鳴る場合や、アプリでエラーコードが表示されることがあります。以下のエラーコードを確認し対応してください。
バッテリーに関する主なエラーコード
- エラーコード 5:バッテリーが正しく装着されていないか、バッテリーに異常があることを示します。
- エラーコード 7:バッテリーが過熱または異常な温度になっていることを示します。
- エラーコード 8:バッテリーの充電が正しく行われていないことを示します。
これらのエラーが発生した場合は、バッテリーを一度取り外して10分ほど放置し、再度装着してから充電を試してください。
バッテリーの交換
上記の手順をすべて試してもルンバが動作しない場合は、バッテリーの寿命が尽きている可能性があります。
特に充電後すぐにバッテリー切れになる、充電が終わらないといった症状が出ている場合は、バッテリーの交換が必要です。
バッテリー交換方法
- 新しい純正バッテリーを用意します。
- ルンバを裏返しバッテリーカバーを開けて古いバッテリーを取り外します。
- 新しいバッテリーを装着しバッテリーカバーを閉じます。
- ルンバを充電ステーションに戻して充電し動作するか確認してください。
iRobotカスタマーサポートに問い合わせる
これらの手順を試してもルンバが動作しない場合は、内部の故障が原因である可能性がありますので、iRobotのカスタマーサポートに連絡して診断・修理を依頼することをお勧めします。
ルンバのバッテリー関連のトラブルは、バッテリーの劣化や接触不良が原因であることが多いですが、正しく対処することでほとんどの問題を解決できます。
まとめ
ルンバが動かないときは、慌てず一つずつ確認すれば、意外と簡単に原因が見つかることもあります
特にバッテリーまわりのトラブルはよくあるので、まずはランプの色や接続状況をチェックしてみてくださいね。