
「掃除が終わったのに、ルンバが充電ステーションに戻ってくれない…」
そんな経験はありませんか?
我が家でも同じようなことが何度かあり、最初は「壊れた?」と焦ったものです。
でも、実はホームベースに戻れない原因は意外とシンプルで、自分で対処できるケースがほとんど。
この記事では、ルンバが戻らなくなる主な原因と、それぞれの具体的な対策をわかりやすく解説します。
ホームベースの位置に問題がある
ホームベースの設置場所が不適切な場合、ルンバが戻れないことがあります。
例えば、狭すぎる場所や障害物が多い場所では、ルンバがうまくベースを見つけられないことがあります。
対策
ホームベースを、左右に50cm以上のスペース、前方に1.2m以上のスペースがある場所に設置します。
ホームベースの近くに家具や障害物を置かないようにします。
床面が平坦で、滑りにくい場所を選ぶと、ルンバがスムーズに戻りやすくなります。

ルンバのセンサーが汚れている
ルンバには、ホームベースを検知するためのセンサーが搭載されていますが、これが汚れていると正しくホームベースを見つけられなくなることがあります。
対策
ルンバの下部にあるセンサーを柔らかい布や綿棒で拭いて、ゴミやホコリを取り除きましょう。
ホームベースの赤外線信号を受け取る部分も汚れている場合は、同様に清掃します。

バッテリーの残量が不足している
バッテリーの残量が少なくなりすぎると、ルンバがホームベースに戻る前に力尽きて停止してしまうことがあります。
対策
ルンバを頻繁に使用している場合は、定期的に充電を確認し、必要に応じてバッテリーを交換します。
またバッテリーが古くなっている場合、充電保持力が低下するため、早めに交換を検討しましょう。

ホームベースが電源に接続されていない
ホームベースの電源が正しく接続されていない場合、ルンバが戻っても充電が始まらないため、うまく機能しないことがあります。
対策
ホームベースの電源コードが正しくコンセントに差し込まれているか確認します。
電源ランプが点灯しているかを確認し、点灯していない場合は、別のコンセントに差し替えてみましょう。

ルンバがホームベースの位置を忘れている
特に広い部屋や複雑な間取りの部屋では、ルンバがホームベースの位置を忘れてしまうことがあります。
ルンバは、センサーとアルゴリズムを使って位置を追跡していますが、床面が複雑であったり、家のレイアウトが複雑であったりすると、ルンバがホームベースの位置を見失うことがあります。
対策
定期的にルンバをリセットし、ホームベースの位置を再認識させます。
部屋のレイアウトが大幅に変わった場合は、最初にホームベースの近くからルンバをスタートさせると、うまく戻りやすくなります。

ホームベースの信号が妨害されている
ホームベースは赤外線信号を使ってルンバを誘導しますが、同じ周波数を使う他の電子機器が近くにあると、信号が妨害されることがあります。
対策
ルンバの近くにある電子機器(例:テレビ、Wi-Fiルーター、電子レンジなど)が赤外線信号を妨害している場合、それらをホームベースから遠ざけてください。
近くに信号を反射させる鏡やガラス面がないかも確認し、必要に応じてホームベースを移動させます。

ルンバのプログラムが問題を起こしている
ルンバの内部プログラムに問題が生じて、ホームベースに戻れなくなっている場合も考えられます。この場合、再起動が効果的です。
対策
ルンバの「CLEAN」ボタンを20秒以上押して、再起動を行います。
また、iRobot HOMEアプリを使って最新のソフトウェアにアップデートしてみましょう。

床材の影響
ルンバが稼働している床の材質(特に暗い色や光沢のある床)は、センサーに誤動作を引き起こし、ホームベースに戻れない原因となることがあります。
対策
ルンバのセンサーが床材に影響を受ける場合は、ホームベースの周囲に違う色やパターンのマットを敷くことで、センサーが正しく作動するように工夫します。
まとめ
ルンバがホームベースに戻れない原因には、ホームベースの設置場所、センサーの汚れ、バッテリーの問題、信号の妨害などさまざまな要因があります。
まずは設置場所やセンサーの清掃を行い、バッテリーやホームベースの電源接続も確認しましょう。
それでも解決しない場合は、ルンバの再起動や、ソフトウェアのアップデートを試すと良いでしょう。