
ルンバを二階建ての家で効果的に使用するには、各フロアごとの特性に合わせて設定し、複数フロアを効率的に掃除できるようにすることがポイントです。
特に、最新のルンバモデル(例:i7+、j7+、s9+など)は複数フロアのマッピング機能に対応しているため、各フロアの間取りを認識し、部屋ごとに最適な掃除ルートを作成できます。
複数フロアでの使用方法
ルンバを二階建ての家で使用する場合、まず各フロアにおける掃除の効率を最大限にするために、いくつかの使用方法を検討します。
各フロアに充電ステーション(ホームベース)を設置
各階に充電ステーションを設置すると、ルンバが掃除後にそのフロアのホームベースに自動で戻ることができるため、掃除の開始や終了がスムーズになります。
各フロアでの充電ステーションの設置は、ルンバが途中でバッテリー切れを起こすことなく、効率的に掃除を行えるようにするためにも重要です。
手動でルンバを移動させる
手動でルンバを各フロアに移動させる方法もあります。ルンバを移動させたら、そのフロアの掃除を開始し、掃除が終わったら元のフロアに戻して充電します。
この方法は、ルンバを1台しか所有していない場合や、複数の充電ステーションを設置することが難しい場合に便利です。

マッピング機能の活用
ルンバの最新モデルは、各フロアのレイアウトを記憶し、アプリ内で複数フロアの管理ができる「スマートマップ機能」を備えています。
この機能を使うと、以下のような操作が可能です。
各フロアごとのマップ作成
各フロアでルンバを稼働させ、初期マッピングを行うことで、フロアごとのスマートマップを作成できます。
アプリ内でマップを切り替え、フロアごとに異なる設定を行えます。
例えば1階はリビングとキッチン、2階は寝室と子供部屋といったように、各部屋ごとに掃除エリアを指定することができます。
進入禁止エリア(No-Go Zones)の設定
スマートマップでは、各フロアの特定のエリアにルンバが進入しないように設定できます。
これにより、ペットの餌場や家具の周りなど、掃除してほしくない場所を避けることができます。
マップのカスタマイズとスケジュール設定
各フロアのマップを編集し、部屋ごとに名前を付けることができます。
例えば、1階を「リビング」「ダイニング」、2階を「寝室」「書斎」などと分け、掃除したい部屋を選んで掃除を指示できます。
また、曜日や時間ごとに異なるフロアを掃除するスケジュールを設定することも可能です。

落下防止機能の活用
ルンバには階段や段差のある場所での落下を防ぐ「クリフセンサー」が搭載されています。
このセンサーは、階段などの危険なエリアを認識し、ルンバが落下しないよう自動で停止する機能です。
ただし、場合によってはセンサーの認識がうまく働かないこともあるため、バーチャルウォールや物理的な障害物を使ってルンバが階段に近づかないようにすることを推奨します。
ルンバの設置場所と管理のポイント
各フロアでルンバを使用する際の設置場所や管理方法についても工夫が必要です。
特に、充電ステーションを各フロアに設置する場合、以下の点に注意してください。
充電ステーションの設置場所
充電ステーションは、壁際に設置し、左右30cm、前方1.5m以上のスペースを確保しましょう。
これにより、ルンバがホームベースを見失わずに戻れるようになります。
ホームベースの設置フロア
ホームベースを1階と2階に1台ずつ設置することが理想的ですが、ルンバ1台に対してホームベースを1台しか設定できないため、
どちらのフロアをメインにするかを考慮し、ホームベースを設置するフロアを決定しましょう。

二階建て使用時のおすすめモデルと設定方法
複数フロアの掃除を考慮する場合、以下のモデルを検討すると良いでしょう。
ルンバ i7+、ルンバ j7+、ルンバ s9+
これらのモデルは複数フロアのマップを最大10個まで記憶できるため、1階と2階を含む複数フロアを簡単に管理できます。
また、アプリで掃除するフロアを選択できるため、フロアごとに異なる掃除スケジュールを設定可能です。
トラブルシューティングと注意点
ルンバを二階建ての家で使用する際、以下のトラブルや注意点を考慮してください。
充電ステーションの位置を変えない
ルンバを手動で別のフロアに移動させる場合、充電ステーションの位置が変わるとルンバが混乱し、正しいホームベースに戻れなくなることがあります。
そのため、各フロアの掃除後はルンバを手動で元のフロアに戻すようにしましょう。
マッピングデータの確認
定期的にマッピングデータを確認し、部屋のレイアウトに変更があった場合は再度マップを更新しましょう。
まとめ
ルンバを二階建ての家で使用する際は、各フロアごとの特性を理解し、マッピング機能を活用して効率的な掃除を行うことがポイントです。
各フロアに充電ステーションを設置し、アプリでフロアごとの管理を行うことで、ルンバが自動で最適なルートを選び、各部屋を効果的に掃除してくれます。
初期設定と定期的なメンテナンスを行い、ルンバのパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。